マカオの経由地「香港」は、毳毳しい看板に、犇めく露店、怪しい商品、…商魂たくましい雰囲気が、明るく賑やかな街でした。
香港島の摩天楼
尖沙咀駅を降りてメインストリート「彌敦道」を南下すれば、九龍半島最南端。尖沙咀プロムナードやアベニュー・オブ・スターズからは、ビクトリアハーバー対岸の香港島の高層ビル群が一望できます。

写真左端に写っている時計台は、以前はここにあった旧九龍駅のシンボルだったようです。

香港映画スター達の銅像や手形が並ぶ「アベニュー・オブ・スターズ」
…そして夜景

毎晩20時から約15分間、「シンフォニー・オブ・ライツ」と呼ばれるイベントが行われ、香港島の高層ビルに設置されたサーチライトが九龍半島側の音楽に合わせ躍動します。ギネスブックには「世界最大の永続的な光と音のショー」として認定されています。この日は曇天のため少しばかりガスっていましたが、それでも180度広がる、まさにパノラマの夜景は綺麗でした。
ビクトリア・ピークから
この夜景を反対側から…「ビクトリア・ピーク」から見下ろす夜景もまた有名です。

別の日に友人が撮影
この大規模の夜景をこの近距離で眺望できるのは、希少なスポットだと思います。いや実は見てないんですが…。私が訪れた日は2月14日の例の日、普通の日でさえ人やカップルが多く数時間待ちの時もあるビクトリアピークへのピークトラム(登山列車)、とても行く気にはなれませんでした。
ボロピカのビル

重慶大厦(チョンキンマンション)前の彌敦道から撮影
九龍半島の繁華街の街並みもマカオと同じく新旧混在、良い感じにごちゃごちゃしており、特に、ボロボロのビルとピカピカのビルの対比が印象的でした。店舗が入っている1階部分は基本的に綺麗なんですが、その上階のマンション部分が古臭く、飛び出た室外機がブツブツしていて、なんとも気持ち悪いのです。

佐敦道(※この先で彌敦道と交差)
道路沿い店舗の看板が車道上までせせり出ていているのが香港ならでは。
信号観
香港の横断歩道は2段階方式となっており、車線毎に歩行者用信号が設置されています。そのため歩行者は中央分離帯で一度停止する必要がある…はずなのですが、歩行者用信号が赤であっても左右から車が来なければ渡ってしまうのが常識のようで、信号無視の概念は薄いようです。
香港の秋葉原 「深水埗(サムスイポ)」
旺角の2駅北に「深水埗」というアキバのような電気街がある、とのことだったので行ってみました。
地下鉄の出口を出ると、すぐにそれらしき雰囲気が…。

車も通れない狭い通りに露店が並び、露店奥のビルの1階にも店舗が並びます。

観光客よりも地元の人が多い印象です。使えるのか怪しい大量のリモコンを取り扱っている露店があったりと、確かに秋葉原の高架下や裏路地のような感じがあります。萌え要素は皆無ですが。

ケーブル専門露店
「男人街」と「女人街」
九龍半島を南北に突き抜けるメインストリート「彌敦道」の東西両サイドには2大ナイトマーケット(露店街)があり、それらは通称「女人街」と「男人街」と呼ばれています。
男人街の夜

狭い道の両サイドに様々な露店が延々と続きます。


どこの土産物屋にも売っていた、赤唐辛子みたいなガラス細工が連なったストラップは、1個5HKDからです。撒き土産用にたくさん買いました。中国や韓国では唐辛子は厄除けのお守りとされているらしく、悪いことが一つなくなるたびに、ガラスの唐辛子が一つずつ割れていくとのことです。横浜中華街の露店でも手に入ります。

交差点には料理店もあり、深夜(23時頃)にもかかわらず賑わっています。
ネオン点描






花束の意味
街中の女性達がみな花束を抱えています。「あー…卒業式的な行事がある日なのかー?」と、一瞬思いましたが、そういえば今日は2月14日、デパートのロビーの「Valentine’s day」という文字。香港式バレンタインデーは日本とは逆で、男性から女性に花束を贈るのが通例のようです。

男人街のカップル


中国語、出来れば楽しいんだろうなぁ。香港は英語が通じない人が結構いました。まぁ自分の英会話能力が低いからってのも十分にあるんですが。英語、勉強しないとなぁ。